清水寺の開創は1,200余年前、奈良時代末の778(宝亀9)年であります。夢告をうけた延鎮上人が音羽の滝を尋ねあて、行叡居士に逢い、その際授けられた霊木で観音像を彫造し、滝上の草庵に祀ったのが始まりです。その2年後、滝の清水と上人の教えに導かれ深く観音に帰依し坂ノ上田村麻呂公が、仏殿(本堂)を寄進建立し、本尊十一面千手観音を安置しました。「清水寺」の寺名は音羽の滝の清泉にちなみます。